42か国から世界のトップレベルの選手達が集まりました。
その中、《チーム Japan》大健闘でした。
『メダル10個獲得』
原田団長の結団式でチーム結成し、日本を出発しました。
気を引き締めて頑張ろうと思った瞬間でした。
デンマーク・オーデンセに到着し、翌日世界選手権の観戦をしました。日の丸を背負った選手達がオリンピック出場をかけ、明鏡止水の心で己に勝つ道を懸命に尽くそうとする姿を目の当たりにし健闘を祈りながら、無我夢中で応援しました。
大会を控えた20名の若き選手達に、はやる気を奮い立たせる良い刺激になったと思います。
翌日から、世界年齢別選手権大会の会場練習が始まりました。日本チーム団のチームワークと礼儀作法は素晴らしく、日頃の練習からマナーとして選手達が心がけていたものであり、先生方のご指導からくる良い習慣だと思いました。
翌日、審判の先生方が合流してホテルに来て下さり、更に団は1つにまとまりました。
11日間の遠征期間中は毎日が感動の連続でした。大会の結果や自分の演技の自己評価の高い選手。
それとは逆に思わぬミスから涙を流す選手。さまざまな気持ちの入り混じった雰囲気の中、涙を流した選手も皆と一体になり、悔しさを応援の気持ちに代え、決勝に残った仲間の勝利を願い大声で声援している姿が心に深く残りました。
選手達はお互いを思いやる気持ちを持ちながら会場を後にしました。
嬉しい選手、悔しい選手と気持ちはそれぞれですが、皆トップアスリート。
20名の若き選手の今後の活躍に期待したいです。
閉会式が終わり、二階に上がると選手達は掃除をしていました。この姿をみてウルッときました。
11日間の遠征での貴重な体験が、選手達を大きく成長させるのだと思いました。
スポーツの世界ではないと思いますが、アメリカの黒人コーチが、「現在も差別で苦しんでいる」「いつまでタンブリングが出来るか分からない」と仰っていました。
昨年、一昨年よりもアメリカのタンブリングの成績が下がっていることから、その影響が結果として表れているのではないかと思い胸が痛みました。
最終日ホテルに戻り、原田団長から賞状を頂きました。とても嬉しかったです!
長年指導を頑張って来て良かったと思った瞬間でした。
この度は、世界年齢別選手権大会のコーチとして、同行させて頂き有難うございました。
協会の先生方の温かいサポートと、皆様の応援に心より深く感謝しております。
これからもご指導宜しくお願い致します。
北折明子